部門

検査課

Laboratory

生理検査室

心電図検査

一般に「心電図」と呼ばれる検査では、手首・足首・胸部に電極という器具をつけて安静にしているときの心臓のリズムを記録します。リズムの速さや乱れがないかを調べます。

また、ホルター心電図という携帯型の心電計を胸部に取り付けて24時間の心電図を記録する検査もあり、日常生活での心電図の変化を調べることができます。

心電図検査

ホルター心電計

そのほか、専用の自転車をこぎ心臓に負荷をかけて、安静時にはわからない心電図の異常を調べる検査もあります。

血圧脈波検査

両腕と両足に血圧計を巻き、血圧の差と血流の速度から動脈硬化や足の動脈の詰まりの有無を調べる検査です。検査に掛かる時間は10分ほどです。

血圧脈波検査

呼吸機能検査

息を吸ったり吐いたりして肺の機能を調べる検査です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などの疾患の判定や治療効果を調べます。当院で行っている検査項目は、肺活量測定・努力性肺活量測定・機能的残気量測定・肺拡散能力測定です。

呼吸機能検査

超音波検査

体の表面に専用ゼリーを塗り、耳では聞こえない音(超音波)を体に当て、リアルタイムで目的の臓器を描出します。胆石や弁膜症の有無、血流の流れを調べます。

痛みや被ばくのリスクはありません。当院では腹部・心臓・頸動脈・下肢動静脈・体表(甲状腺や乳腺)の検査を行っています。

腹部超音波検査

心臓超音波検査

脳波検査

頭皮にたくさんの電極をつけて、脳が働いているときに出る電気活動を波形に直して調べます。てんかんや頭蓋内の病変を探します。

脳波検査

末梢神経伝導検査

運動神経の障害(手足が動きにくい、脱力など)や、知覚神経の障害(手足のしびれ、痛みなど)の原因が神経の異常によるものかを評価する検査です。体の表面から神経を刺激して、刺激が伝わる速度を調べることにより評価をします。また、運動障害が筋肉の異常によるものかを、筋肉に針を刺して調べる筋電図検査も行っています(医師が施行します)。

睡眠ポリグラフィ検査

睡眠中の呼吸の状態や、血液中の酸素飽和度を記録し、睡眠時無呼吸症候群の重症度を調べる検査です。ご自宅に装置をお持ち帰りいただく簡易的なものと、さらに詳細なデータを得るための1泊入院検査を行っています。