当院について

ごあいさつ

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東葛病院院長 挨拶

東葛病院院長

井上 均

東葛病院は「人間の尊厳と患者の権利を守り、安全・安心の医療、差別のない医療、納得の医療を患者様や地域の方々とともに目指します。」を病院の理念としています。地域の方々から様々なご支援を受けながら、よりよい病院を目指して日々奮闘しています。改めて、日々の皆様のご援助に心から感謝いたします。

東葛病院は、住民立病院として1983年に開業しましたが、医師や看護師を集める事が出来ず、まもなく倒産する事態となりました。しかし、当然のごとく地域医療を守りたいという住民の要求と意識の高い職員の踏ん張りで規模を縮小しながらも医療を継続しました。1990年に全日本民医連に加盟し、全日本民医連からの多くの医師や看護師、多職種の支援がはいり、再建をめざしました。

1992年に東京勤労者医療会と合同し、代々木病院から多くの医師、看護師、職員が合流し、本格的な再建が始まりました。

1993年には東葛看護専門学校も設立。東葛病院は急速に発展を遂げ、現在では地域から大きく期待を寄せてもらえる病院に成長しました。

東日本大震災で大きな被害を受けた東葛病院は、2016年5月1日流山セントラルパークの駅前に新築移転を行いました。

駅前の好立地であることに加え、若い世代の人口が増えている地域であることもあり、病院を利用する患者は毎年増え続けています。

地域の総合病院として、各診療科の専門性を高めていくことに加え、ER型の救急外来では24時間、断らない医療を目指しています。

また、誰でも安心してかかることのできる総合診療科、救急・入院も充実した小児科医療、周産期医療、緩和医療、さらにリハビリテーションによる機能回復や社会復帰の援助、医療・介護のネットワークを生かした在宅医療等、地域のニーズにこたえる医療介護を実践していきます。

健診活動により地域や職域の健康増進にも力を尽くしています。

また、患者サポートセンターを置き、地域の医療機関の先生方との連携を重視した医療を展開しているほか、ソーシャルワーカーや連携ナースにより、地域の住人の皆さまの様々な困難に寄り添う医療を行っています。

後継者育成では、医師をはじめすべての職種の後継者育成を行っています。特に医師研修は厚生労働省指定の臨床研修指定病院として役割を果たしており、日本医療機能評価機構・卒後臨床研修評価機構の審査を定期的に受けており、高い評価をもらっています。

併設の看護学校では、患者の気持ちに寄り添い、平和や人権を大切にできる素敵な看護師養成ができており、東葛病院や都内の民医連の病院で力のある看護集団が、医療、介護、民医連運動の牽引集団として大きな力を発揮しています。

今、私たちの社会は重大な曲がり角に立っていると考えています。

平和や、一人ひとりの人権が大切にされる社会こそが、私たちの地域住民の健康を守り、健康な街づくりをする最低限の必要条件です。
2011年にはWHO推奨の国際的なネットワークであるHPH(健康活動拠点病院)に加盟して、活動しています。平和や健康増進は私たちだけではなく、世界共通の願いでもあります。

私たちは、これからも平和と人権を守る日本国憲法を守り、だれでも安心してかかれる病院、地域から期待される病院として発展します。そして、みんなが安心して暮らせるまちづくりの担い手として頑張りたいと考えています。

引き続き応援をよろしくお願いします。