チーム

褥瘡対策チーム

Bedsore Team


2011年3月、体圧分散マットレス(静止ウレタンマットレス リバーシブルタイプ)を標準マットレスとして全ベッドに導入しました。

活動方針

院内での褥瘡発生を少しでも減らすため、褥瘡のある患者様には発症より適切なケア・治療を提供し早期治癒を目指すため、他職種が専門性を用いて褥瘡ケアに取り組みます。また退院後も継続したケアが提供されるように取り組みます。

構成メンバーと役割

医師

褥瘡のある患者様には個々の状態にあった治療法を選択し、治癒を目指していきます。また、発生を防ぐためにも全身管理をしていきます。

皮膚排泄ケア認定看護師

院内の褥瘡に関する状況を把握し、日々スタッフと一緒にアセスメントし予防や改善に向けて取り組むとともに知識の伝達も行っています。また、他職種間が連携しやすいように調整を行うことや、退院後の患者様の継続ケアが行われるように外来や訪問スタッフとの連携役も担っています。

病棟看護師

病棟での褥瘡予防・ケアで中心的な役割となり進めていきます。また病棟スタッフへの褥瘡ケアの啓蒙活動を行っています。

薬剤師

栄養剤や栄養輸液の評価と選択、ドレッシング剤・褥瘡治療薬について個々の症例に適した薬剤を提案していきます。

リハビリ

主にポジショニングを中心とした関わりをしています。発生リスクの高い方の予防として、発生後の除圧対策としてクッションを駆使して日々知恵を絞っています。また、患者様のポジショニングを在宅でも継続して行えるように用紙作製も行っています。

管理栄養士

栄養アセスメントを行い、栄養管理が必要かを判断し、補助食品の提案や栄養指導を行います。

委員会活動

褥瘡回診…1回/月

褥瘡のある患者様の回診を構成メンバーで行っています。褥瘡処置・ポジショニング・栄養状態等をそれぞれの職種が専門性を生かし検討しています。

週1回の褥瘡評価ラウンド

医師・皮膚排泄ケア認定看護師・病棟看護師により、褥瘡のケアやケアプランの検討を行います。

褥瘡対策委員会…1回/月

褥瘡回診後、毎月の活動を振返り、多職種のスタッフで情報交換をしながら、今後の褥瘡治療・ケアを検討していきます。

委員会事務局…1回/月

委員会の運営、業務運営基準の作成、院内学習会の企画など、スタッフの意見を取り入れながら褥瘡ケアの質の向上を目指しています。

教育・研修活動

定期学習会

1回/月、各部門持ち回りにて褥瘡に関する知識や技術の情報交換を行っています。

リハビリ定期学習会

1回/月、リハビリ室褥瘡委員による学習会を開催しています。 褥瘡委員の知識・技術の向上、かつ、リハビリスタッフへの褥瘡に対する意識の向上や知識・技術の伝達を目的として行っています。

日本褥瘡学会学術集会への参加

演題の発表や、代表者の参加、会の情報伝達をするなど積極的に行っています。

各外部セミナーへの参加

松戸褥瘡ケアフォーラムやポジショニング講習など外部のセミナーにも積極的に参加していきます。

地域連携

地域を網羅した7つの訪問看護ステーション

訪問診療看護師が院内褥瘡委員会に所属しています。
それ以外にも不定期で、訪問看護師が回診・会議・勉強会に参加し、知識・技術の伝達に加えて、在宅での診療上での悩みなどをスタッフ全員で共有しています。