診療科

リハビリテーション科

Rehabilitation

診療内容

診療概要

入院早期より、リハビリテーションが必要な患者さまに、担当医の指示のもと個別のリハビリテーションを行っております。
脳卒中や骨折等で、大きくお身体の状態が変わった患者さまと共に障碍の改善に全力を尽くすとともに、患者ご家族さまと退院後の生活イメージを描いていき、その方にあった環境に調整するお手伝いをいたします。

当院のリハビリスタッフは理学療法士61名 作業療法士29名 言語聴覚士8名 事務1名の 計100名のスタッフが揃っております。

対象となる疾患

脳卒中や脊髄損傷などの脊髄疾患、下肢切断後の義足訓練や義足の作成や調整、骨折など骨・関節疾患等多岐にわたります。

脳卒中

脳梗塞・脳出血後

神経筋疾患

パーキンソン病・ALS・脊髄小脳変性症

下肢切断

下腿・大腿切断/離断術後の義足訓練を必要とされている方
現在義足を使用中で調整や新調を必要としている方

脊髄疾患

脊柱管狭窄症の術後 脊髄損傷

骨・関節疾患

脊柱圧迫骨折・大腿骨頸部骨折/転子部骨折の術後 等

内部障害疾患

心不全・肺炎・尿路感染症・腎不全・消化器疾患 等

リハビリテーションを希望される方へ

1.当院でのリハビリテーションを希望される方は、当院の医師の診察が必要となります。

外来リハビリをご希望の場合、当院予約センターにご相談ください

他院に入院中の方で、当院に転院してリハビリテーションをご希望の方は、入院先の医療福祉相談課等にご相談ください

2.訪問リハビリテーション・通所リハビリテーション等介護保険分野のリハビリテーションをご希望の方は、担当ケアマネージャ様にご相談ください

装具外来のご案内

義足や上下肢体幹装具の作成に関わる診療を行っています。

医師紹介

北村依理

北村 依理Eri Kitamura

リハビリテーション科

職位
副院長
リハビリテーション科 部長
回復期リハビリテーション病棟 医長
専門分野
リハビリテーション
資格
日本リハビリテーション医学会 認定医
リハビリテーション科 専門医

ご挨拶

リハビリテーション医となってから30年以上の経験を積んできました。様々な患者さんと出会い成長できたと感じています。
当時3歳の脳炎のお子さんも、月日と共に私の身長を超えるくらい成長されました。最初は寝返りもできない状態でありましたが、現在では元気に通学されています。
発症時から共に歩んだ筋委縮性側索硬化症の患者様は、長い在宅療養の中でたくさんの思い出をくださいました。例えば、ご自宅でクリスマス会に招待されたときに、ベッドサイドで一緒に聞いた弦楽四重奏の光景など忘れることのできない思い出です。

病気や障碍はある日突然やってきます。患者さん自身もご家族も「どう生きていけば」と思うことも多いと思います。私たちはそこに真摯に向き合います。

過去にも、脳卒中に伴う失語症がありましたが、症状の自覚がなく「入院する必要がない」と言い切る患者さんには1時間以上の時間をかけて現状のおはなしと入院の必要性を本人が納得するまで話し合ったこともありました。

わたしはリハビリテーションスタッフと共に、一人ひとりの患者さんの障碍に向き合い、ご家族の気持ちに寄り添いながら、リハビリテーションのプロフェッショナルとして最良を尽くします。どうしたらみなさんに、笑顔・楽しみ・生きがいを見つけられるか共に考え歩んでいきたいと思っています。

高齢化社会の中に潜むダブルケアラー※1や若者ケアラー※2の問題にも取り組んでいきたいと考えています。患者さんに最も親いご家族が甥御さんや姪御さんであることも珍しくなくなっています。

できるかぎり患者さんの人生が大切にされること・介護負担がご家族にかかりすぎないようにすることを目指して、東葛病院の回復期リハビリテーション病棟での医療を行っていきます。

※1 ダブルケアラー
広い意味では、一つの家庭に複数のケアが重なった状態。狭義には、「育児と介護の同時進行」をする人のことをいう。多くが働き盛りの世代(30 ~ 40代)であり、仕事の兼ね合いも課題になっている。 いずれも法令上の定義はありません

※2 若者ケアラー
18歳以降もケアをしている若者のこと。20歳代、30歳代でケアが始まるケースも含む。進学や就職、キャリア形成など、若い世代固有の課題とケアが重なることで負担が大きくなることがある。 いずれも法令上の定義はありません

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