腎センター(外来透析、入院透析、腹膜透析、腎臓内科外来)
東葛病院では2016年5月に新病院を開設以来、腎センターを設立し、保存期から透析導入、外来透析まで包括的に診療しています。また、腹膜透析など療法選択にも力を入れており、患者様の生活に沿った透析診療を行っています。
現在、外来透析60床、入院透析12床で血液透析患者と腹膜透析患者を合わせて250名の透析患者さまの透析をしております。当院の3階にあり、CT、MRI、内視鏡などの定期検査をはじめ、合併症の管理や周術期、緊急透析など院内と連携して治療しております。
治療スケジュール
月水金、火木土で行っており、患者さまのご都合に合わせたスケジュールを提供しております。入室時間は8:45から17:30となっています。開始時間は完全予約制としておりますので、待ち時間はございません。
透析装置
腎センターでは最新鋭の透析装置を有し、透析液正常化に取り組んでいます。毎月エンドトキシン・生菌測定を実施し、安全な透析液を供給しております。エンドトキシン捕捉フィルター(ETRF)は水処理装置後、透析液供給装置後、透析液監視装置の3段階に設置し、クリーン配管(PVDF)によって供給されており、清浄化された透析液が常時供給できる設備となっています。また、全台オンラインHDF対応のコンソールを導入しており、入院透析では個人機にて、処方透析にも対応しております。
治療環境作りについて
安全対策にも積極的に取り組み、すべての機器をLANネットワークで接続し、サーバーで一括管理することにより、リアルタイムな情報を把握する日機装社製透析中央監視システムFutureNet Webを導入し、特にヒューマンエラーの防止に努めております。また、電子カルテとも連携しており、情報共有ができるようにしております。
その他にも鍵付きロッカーの提供や透析食(1食500円)のご提供や専門職種による回診など患者様がより良い治療が受けられる環境を整えております。送迎サービスは病院巡回バスに加えて専用送迎バスもございます。
地域医療連携にも積極的に取り組み、合併症管理も含めて近隣の透析施設さまとの連携を重視し、特にバスキュラーアクセス(シャント)合併症発生時は血管エコー等々での初期診療に加え、血管拡張術などが必須な場合はすみやかに近隣施設さまへのご紹介をさせていただいています。
近年腎臓リハビリに力をいれており、透析中にエスカルゴの運動療法も取り入れています。
また、感染防止の観点から、毎回包布や枕カバーの交換を実施しており、常に清潔なBEDをご提供しております。
入院施設のあるメリットを生かして、各専門科と連携し、治療を行い、必要に応じて入院治療も可能です。当センターで透析治療をご相談の方は地域医療連携室までご連絡ください。