部門

リハビリテーション部

Rehabilitation

患者様・ご家族様へ

リハビリテーション部のご案内

リハビリテーション部の理念

  • 生活を見る視点を重点に、急性期から在宅分野まで一貫したリハビリテーションを提供します
  • チーム医療の中で、高い専門性を発揮するために、技術向上に努めます

リハビリテーション専門医のご紹介

北村 依理

東葛病院 副院長

日本リハビリテーション医学会専門医

リハビリテーション医療に従事して30年を超えました。 忘れられない方々との沢山の出会いがありました。その出会いが私をリハビリテーション医として育ててくれました。 進行性の神経難病「筋委縮性側索硬化症」自分の肺の力では呼吸が出来なくなり、人工呼吸器をつけるかどうか悩んだOさん。ご家族と話し合い、呼吸器をつけていても、生きていてほしいというご家族の説得で、呼吸器を着けました。人工吸気を付けての在宅生活。クリスマスに在宅関連の往診医、訪問看護士、ヘルパーさんやケースワーカーが集まり、年によっては、室内楽の演奏会もあったりして、「在宅のチーム」の意味を教えて頂きました。

3歳で脳卒中、右片麻痺、失語症になった患者さんが、元気でおしゃべりし跳ね回れるようになり、ランドセルをしょって学校に行きました。子どもの脳の可能性の大きさと、リハビリテーションに携わる者の責任の重さを痛感しました。 脊髄損傷で、体幹(胴体)と両下肢の麻痺のある若い患者さん。どう生きるか、「自分で事業をやりたい」と、古着を売ったり、野菜を育てたり、ホームページを作ったり。外来リハに来る時にポツポツと話しをしつづけ、今は就職して事務職として、他の人には替われない才能を発揮し活躍されています。

私自身の経験としても、母がアルツハイマー病となり、今は私の事も良く分からない状態で、施設療養をしています。母の入浴を手伝っていると、ある日は「こんなにしてくれてありがとうね」といわれ、ある日は浴槽の中で身体洗う、と怒り出し「何であんたはここにいるの、出て行きなさい」と言われ様々な思いをしました。通い慣れていたスーパーから家への道が分からなくなり、真冬に5時間も見つからず警察に届け、家族中で探し回ったこともあります。人は誰でも年を取り、病気をしたり障碍を持ったりします。患者様の気持ち、介護されるご家族の気持ちをできるだけ受け止め、サポートできるリハビリテーション病棟を目指しています。

各職種の特徴

理学各職種の特徴療法士

<理学療法認定資格者> 日本理学療法士協会 認定理学療法士 脳卒中 運動器 呼吸器 3学会合同呼吸療法認定士

心臓リハビリテーション指導士

脳血管障害(脳梗塞など)、整形外科疾患(骨折など)、呼吸器疾患など、幅広い疾患に対して運動療法・物理療法等を用いて治療します。起き上がる、立つ、歩くといった基本動作能力向上を図ります。病状に合わせて早期からの治療を病室で行うことや、退院に向けての準備 (退院前家屋評価など)は積極的に実施しています。

作業療法士

作業療法上肢機能の訓練や食事や着替え、トイレ動作などの日常生活動作、家事や趣味や仕事(就労支援)などの日常関連動作について治療・指導・援助を行っています。 また作業活動(革細工・木工・ちぎり絵・刺繍など)を通して、身体機能の回復や認知面や精神面に対する介入を行っています。

言語聴覚士

言語聴覚療法失語症や構音障害などコミュニケーション障害に対する練習やコミュニケーション機器の導入を行っています。また、嚥下(飲み込み)に対する訓練を行っています。VF(嚥下造影)やVE(嚥下内視鏡検査)などを通して、本人・ご家族への食事方法を提案しています。

当院リハビリテーション部の強み

~総合病院の強みを生かした院内連携と、在宅部門との地域連携~

様々な状況においても専門性を発揮し質の高いリハビリテーションをチームにて提供することが出来ます
訪問リハビリテーション課をはじめ、退院後の生活も入院中からサポート情報交換が行えるため退院後の生活フォローもスムーズです