健康は国境を越えて

こんにちは、東葛病院ブログ管理人・Tです!

少し前のお話ですが4月14日に開催された、

「在日ネパール人健康相談会」


のことをご紹介します。

この相談会は、ネパール出身のスレスタ・サントス医師(東葛病院・外科)
の提案から、開かれました。 

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なぜこのような取り組みをしようと思ったのでしょうか?
サントス医師に聞いてみました。

ここ数年、流山・松戸・柏などを含む東葛地域で暮らすネパール人は増えているそうです。
ちゃんと数えたわけではありませんが、
「確かに増えている…」
という実感があると、サントス医師は語ります。

増えているのは良いのですが、

職場での健診を受けていない方や、
無保険の方…

なども多いのだそうです。

しかし、
血圧が高い…
尿糖が出ている…
などは健診を受けて、はじめて分かることがほとんどです。

そんな状況を知って、
「彼らの健康に対する意識を高めたい!」
という思いから、今回の健康相談会の企画に挑戦したのです!

そして、健康相談会の当日。

会場となった新松戸診療所には日本語とネパール語の案内チラシが貼られています。

身長体重を測るのは同行したI研修医。

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血圧測定は、H看護師,N看護師がにわか仕込みのネパール語で頑張ります。
受診者が来るたびに、「ナマステ」と大きな声で挨拶します。

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ほとんどの方が日本語を話せませんが、
サントス先生の奥様が通訳を務めます。

同行した2名の看護師からは…

「挨拶と笑顔で案外、意思が通じますね。診察室では何を話しているのかさっぱりわかりませんが、診察時間が長いのはお国柄かな?」
「同郷のサントス先生との診察時間は積もる話も沢山合ったのでしょう。時間をかけていましたね」

受診をした方は通訳を通じて
「自分の体に関心を持つことは良い事だ。」
「薬を出してほしいが日本のルールで薬は出せないのは残念」
とお話してくれました。

簡単な健診でしたが要治療の方も数人いたそうです。

最後に、看護師がさわやかに

「フェリプタウラ」

と、さよならの挨拶をして会場を後にしました。

今回は平日の日中に開催したためか、受診者は7名でした。

ちなみに、4月14日はネパールではお正月、
ビクラム歴で2069年の始めの日なのだそうです。

しかし、対象とした方は、このために仕事を休むのは難しかったようです。

「次回はもっと多くの方が来られる日にやりたい」
サントス医師は語ります。

日本で外国人が健康に暮らすのは大変ですが、
これからも、東葛病院とサントス医師の挑戦は続きます。

サントス医師の所属する東葛病院・外科の紹介はこちらからご覧になれます。

東葛病院・外科のページ
https://www.tokatsu-hp.com/services/division/surgery/index.html

東葛病院・外科後期研修プログラム
https://www.tokatsu-hp.com/ishi/kouki/surgery-plogram.html

掲載日:2014年5月26日/更新日:2014年5月26日

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