100歳のお祝いに

Aさんがもうすぐ100歳を迎えるある日、
肺炎を患い入院しなくてはならなくなりました。

すぐに入院して、急性期の治療が始まります。
その治療中に
「桜が咲いたら見たい」
ということを話されていました。

看護師もぜひ見させてあげたいと思いましたが、
自宅へ帰るまでには、もう少し病院での療養が必要でした。

桜を見られないまま慢性期病棟へ移ることになり、
看護師もとても残念に思っていました。

慢性期病棟に移ったある日Aさんが、
「桜を見たい」と言いました。

この病棟ではまだ話をしていなかったのですが、
急性期病棟の看護師からきちんと申し送りがされていたので、
すぐにみんなで考えられました。

桜が散る前に…、
雨の降らない日に…、
等話しましたが、
「日程を調整している場合ではない!」
ということになりました。

桜の咲いたある晴れた日、
医学生さんと、看護体験中の高校生さんも誘って、
お花見決行!!

患者さんはストレッチャーに乗って病院敷地内の桜の木の下へ到着♪
ohanami100old.jpg


とても風の強い中ではありましたが、
桜を見ると満面の笑顔で「きれい」と眺めていました。
実は100歳までに少しだけ早かったのですが、
喜んでいただけたと思います。

あっという間でしたが、
一緒に写真を撮ることもできて、
そこにいた皆は患者さんの笑顔で、
私達もとても温かい気持ちになりました。

皆さんも、こんな体験してみませんか?

患者さん大好きな看護師さん募集中!
看護部サイトがリニューアルしました!

掲載日:2015年5月13日/更新日:2015年5月13日

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