救急医療講習会…事務職員編

新年あけましておめでとうございます。
事務員Mです。
本年も、東葛病院及び東葛病院付属診療所をよろしくお願いいたします。

さて。

新年も明け、様々なニュースが流れています。時折耳にしてドキッとしたのが、
「ご老人がのどに餅を詰まらせて死亡」
などといったニュース。小さなお子さんでも危険があるようです。
身近な人が、突然噎せたり、具合が悪くなったら、皆さん、どのように対応しますか?

東葛病院付属診療所も、様々な診療科のある病院ですので、日々本当に色々なお訴えを耳にします。

風邪をひいた人。怪我をした人。原因が判らないけど、苦しい人。本当に、様々です。

お越しいただいた患者さんと、一番最初にお話しするのは、受付の職員です。
お話ができる患者さんであれば、どんな症状でお困りかを伺い、
看護師や医師へ確認をし、適切な科に受診いただくようにご案内をするのですが、
もしも、急に具合が悪くなり、倒れてしまった人がいたら……?!

病院ですから、そんなことも時々起こります。
救急医療現場では、1分でも早く治療行為を開始する事がとても大切。
そんな時、最初に意識を失った患者さんを発見したのが、すぐの対処ができない事務員だったら?!

そんな時のために、東葛病院救急医療委員会が、学習会を開催しました。
付属診療所の職員に向けた学習会です。

講師は救急外来部長の後藤慶太郎先生。どんなお話が聞けるのか、みんなドキドキしながら待っています。
はじめに座学で、先生よりトリアージについての学習。
意識を消失した人に対する対応を学びます。

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その後、ロールプレイングを行ないました。

はじめに、
「受付に事務員しかいない時間帯に患者さんが倒れてしまった」という想定。
職員の演技ではありますが、危機感のある雰囲気に包まれます。
時々、ちょっとジョークも飛んだりしました。
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続いて、
「強いけいれんを起こして患者さんが倒れてしまった」という想定。

最後に、
「意識はあるが明らかな出血(外傷)が認められる患者さんが倒れている」場合。
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自分自身もロールプレイに参加させていただきましたが、緊張しました。
これが、本当に意識を消失している患者さんだとしたら、自分も手が震えたりしてしまいそうだと感じました。
医療現場の鬼気迫る一面を垣間見た気持ちでした。

緊急時に、冷静に動くことは難しいかもしれません。
ですが、重大な助けが必要な患者さんが目の前にいたら、
医師や看護師、技師、事務、どんな立場であれまずは
「助けなければ!」と思います。
そして、周りの人をできるだけ多く巻き込み、
その人の命を取り留めることができれば、
本当に病院勤め冥利に尽きる、と思うのです。

自分は事務員だから、関係ないやーと思うのではなく、
受付に来た患者さんへの対応をよりいっそう引き締めて行おうと、
襟を正す思いになった講習会でした。

掲載日:2016年1月13日/更新日:2016年1月13日

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