12月19日に判明した新型コロナウイルス感染について(第1報)
今回の感染確認に伴い、当該患者様1名が入院されていた2病棟の新規入院患者様の受け入れを調査終了まで停止致します。病院を利用されている患者様とそのご家族様、地域の医療機関を始めとする医療機関の皆様に、ご迷惑とご心配をおかけすることをお詫び申し上げます。
1 感染確認の状況
11月25日に当院内科病棟に入院された当該患者様は、入院時は新型コロナウイルス感染症の症状とは異なる症状で入院され治療中でした。入院中に手術が必要と判断されたため、12月15日に外科病棟に移動し、12月18日に行った新型コロナウイルス感染確認の手術前PCR検査で、12月19日に陽性と診断されました。当該患者様の経過をさかのぼって調査した所、12月5日前後に発症された可能性が高いと判断致しました。つまり当該患者様が入院された11月25日を起算日として、新型コロナウイルス感染症の潜伏期間(感染し症状を発症するまでの期間)と言われる最大14日間以内であり、12月18日の時点で院内発生の新型コロナウイルス感染者は当院におりませんでしたので市中感染(院内感染では無く入院前にすでに感染していた)と判断致しました。引き続き保健所の助言を頂きながら、院内感染の拡大を防ぐため調査を続けてまいります。調査終了まで当該患者様が入院されていた2病棟の新規入院受け入れを一旦停止させて頂きます。
院内の医療スタッフはいずれも勤務中は常時サージカルマスク・アイシールドを着用し、手指衛生を行っておりました。
2 病院の対応など
現在松戸保健所に報告し、助言を踏まえ院内の接触者を調査中です。
院内感染の拡大を防ぐため調査終了まで、当該患者様が入院されていた2病棟の新規入院受け入れを一旦停止させて頂きます。引き続き職員の手指衛生やサージカルマスク・アイシールド着用などの感染対策の徹底及びICT(感染対策チーム)による巡回を実施致します。
3 今後の診療について
当該2病棟の新規入院受け入れを調査終了まで停止させて頂きます。入院受け入れ再開時は再度ご報告させて頂きます。
2020年12月21日
東葛病院 院長
掲載日:2020年12月21日/更新日:2024年10月25日