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目 次

東葛病院総合診療専門研修プログラム

11.各研修施設の概要

1)基幹施設

東葛病院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医5名
  • ・その他の基本領域専門医
    総合内科専門医7名、小児科専門医3名、救急科専門医1名、外科専門医6名、整形外科専門医1名、麻酔科専門医1名、リハビリテーション科指導医1名、産婦人科専門医2名、泌尿器科専門医1名、病理科専門医2名、臨床検査科専門医1名
病床数・患者数 病床数366床
  • ・一般病棟220床、HCU8床、回復リハ病棟40床、療養病棟36床、地域包括ケア病棟42床、緩和ケア病棟20床
  • ・内科系214床(うち総合診療科が担当する6階A病棟42床、6階B病棟42床)、外科系42床、小児科10床、産婦人科20床、整形外科20床、その他60床
患者数
総合診療科:のべ外来患者数553名(うち小児科0名)/月
入院患者数112名(うち小児0名)/月
※入院患者数は総合診療科が担当する6階A病棟、6階B病棟の数値
  • ・救急科:のべ外来患者数844名(救急車搬送196件・小児科200名)/月
  • ・内科:のべ外来患者数2,298名/月、入院患者数122名/月
  • ・小児科:のべ外来患者数839名/月、入院患者数16名/月
  • ・外科:のべ外来患者数834名/月、入院患者数61名/月、手術件数328件/年
  • ・整形外科:のべ外来患者数1,178名/月、入院患者数27名/月、手術件数252件/年
  • ・泌尿器科:のべ外来患者数594名/月、入院患者数23名/月、手術件数95件/年
  • ・産婦人科:のべ外来患者数666名/月、入院患者数28名/月、分娩数125件/年、手術件数101件/年
  • ・眼科:のべ外来患者数651名/月、入院患者数2名/月、手術件数158件/年
  • ・リハビリテーション科:入院患者数6名/月
  • ・緩和ケア科:のべ外来患者数35名/月、入院患者数34名/月
  • ・耳鼻咽喉科:のべ外来患者数116名/月
  • ・精神神経科:のべ外来患者数626名/月
  • ・皮膚科:のべ外来患者数663名/月
  • ・麻酔科:のべ外来患者数32名/月
  • ・アレルギー科:のべ外来患者数0名/月
  • ・呼吸器外科:のべ外来患者数117名/月
  • ・脳神経外科:のべ外来患者数31名/月
  • ・透析:のべ外来患者数2,602名/月
病院の特徴 東葛病院は流山市の中心的な急性期病院であるとともに、回復期・慢性期の病棟も持つケアミックスの病院であり、地域の医療・介護・福祉連携の中核的な役割を果たしています。
  • ・地域に根ざした第一線医療を担う病院だからこそ、common diseaseから稀な疾患の経験はもちろん、超高齢社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験、高次病院や地域病院との病病連携や診療所との病診連携を経験できます。
  • ・主治医として、入院から退院、その後の外来通院から在宅医療まで継時的な診断・治療の流れを通じて、一人一人の患者の全身状態、社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践しています。
  • ・総合診療科の外来診療においては、幅広い疾患に対する初診を中心とした総合診療外来、救急科と連携した初期救急を提供しています。病棟診療においては、初期臨床研修の導入期研修でも位置づけられている急性期の総合内科(総合診療)病棟、在宅支援や在宅調整を重視する慢性期病棟にて、専門各科にまたがる問題を持つ患者に対する診療を行っています。
  • ・内科においては、消化器・腎臓・糖尿病・神経などの分野で常勤医師がおり、地域への専門医療を提供しています。
  • ・小児科においては、乳幼児健診、予防接種、幅広い外来診療を提供しています。
  • ・救急科においては、ER方式で断らない救急医療を実践し、外傷、小児の多い夜間・休日も24時間受け入れを行っています。
  • ・医師としての総合的な診療能力(継続性・包括性・協調性・責任性・人間性など)を高め、生涯研鑽を続ける基礎をつくる研修ができます。地域基盤型教育を重視し、地域で取り組まれる様々な活動への参加を通じ、医療の社会性やBio Psycho Socialモデル(生物・心理・社会モデル)、SDH(健康の社会的決定要因)やHPH(健康増進活動拠点病院)活動への理解を深めます。

2)連携施設

代々木病院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医3名
  • ・その他の基本領域専門医
    泌尿器科専門医1名、精神科専門医1名
病床数・患者数 病床数150床
  •  ・地域包括ケア病床49床、回復リハ病棟49床、障害者病棟49床 人間ドック3床
患者数
  • ・内科:のべ外来患者数1,238名/月、入院患者数108名/月
  • ・精神科:のべ外来患者数993名/月、
  • ・透析:のべ外来患者数410名/月
  • ・訪問診療:のべ訪問診療件数187件/月
病院の特徴
  • ・東京の都心部に立地し、周辺には大学病院等数多くの高機能病院が存在しています。また、近隣には国立競技場などが存在し、近年マンションの増加等、居住人口は安定して推移している地域です。そうした地域における在宅療養支援病院として訪問診療に取り組み、都心部に在住する高齢者や障害を持つ患者への医療を提供しています。
  • ・周辺の高機能病院を退院した患者の在宅復帰への橋渡し役として、地域包括ケア病床・回復期リハビリ病棟を有し、量質ともに充実したリハビリテーション医療を提供しています。透析患者のリハビリテーションにも力を入れ、障害者病棟は、透析患者の在宅復帰に大きな役割を果たしています。
  • ・予防医療にも力を入れ、健診事業はここ数年大きく規模を拡大しています。地域住民と共同した医療講演会など、「地域丸ごと健康づくり」を合言葉にヘルス・プロモーション・ホスピタル(HPH)の事業も展開しています。また、「無差別平等の医療の提供」を理念に掲げ、差額ベッド代を頂かない医療、無料低額診療事業等を行うことで都心部において誰もが経済的に安心してかかれる医療を心掛けています。
  • ・都心部における在宅医療・地域医療を担う代々木病院では、①現代医療に強く求められている高齢者の複合的な疾患への対応、②患者の疾病だけでなくその生活背景・全人格を把握して行う医療、③在宅復帰に向けて取り組む患者を中心とした他職種とのチーム医療 ④病院だけでは完結しない地域との連携、病病連携・病診連携を研修することができます。

東葛病院付属診療所
専門医
指導医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
病床数・患者数 病床なし
患者数
  • ・内科:のべ外来患者数1,116名/月
  • ・訪問診療:のべ訪問診療件数530件/月 
診療所の特徴
  • ・あそこへ行けば何とかなる!地域から頼られる総合ケアセンターをめざしています。
  • ・医師も他職種協働の一員として育ち、流山市地域で暮らせることを学び実践とする機会とします。
  • ・外来は地域の方が家族ぐるみで受診出来る内科診療を提供し、訪問診療は看取りも含めた24時間対応を行ない地域包括ケアの最前線の取り組みを経験できます。
  • ・介護事業として、介護予防を重視した通所リハビリテーション・誰でも自由に集えるサロン・在宅生活を安心して送れるサポートをする居宅介護支援事業所を展開しています。
  • ・建物内に、流山市中部地域包括支援センター・たんぽぽ訪問看護ステーション  看護多機能型居宅介護の入る複合型施設です。

野田南部診療所
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
病床数・患者数 病床なし
患者数
  • ・のべ外来患者数1,410名/月(うち小児科106名)
  • ・のべ訪問診療件数84件/月
  • ・小児予防接種75件/月、乳児健診3件/月
診療所の特徴
  • ・野田市は千葉県最北端の市で、江戸川と利根川に挟まれた地域です。江戸時代より醤油の一大産地となっており、現在も市の基幹産業となっています。診療所は市の南部地域にあり、都心への通勤圏として人口が増え続けています。市内には大病院も少なく、診療所での外来・往診が地域において期待されています。世帯は2世帯・3世帯家族も多く、乳児から高齢者まで家族まるごと診療を行う経験ができます。
  • ・当診療所は、地域や患者さんとの関わりも深く、人間形成の場としても適しています。子供から高齢者まで幅広い年齢層と様々な疾患をもつ患者さんへの外来診療とともに、在宅医療では癌末期、難病などの疾患も経験できます。また、地域での要望が高い、認知症やロコモティブシンドロームの予防に関する知識などで、地域の健康づくりに貢献していくのも役割だと考えています。
  • ・地域に深く根ざし、患者・家族はもちろんのこと地域を丸ごと診る地域医療を経験できます。かかりつけ医としての外来診療、看取りも含めた24時間対応の訪問診療、保健予防活動、病診連携や介護・福祉分野との連携の経験を通じて、地域包括ケアの最前線の取り組みを研修します。

新松戸診療所
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
病床数・患者数 病床なし
患者数
・のべ外来患者数 948名/月、のべ訪問診療件数 64件/月
診療所の特徴
  • ・本診療所は、千葉県松戸市新松戸駅前(歩いて3分)にあり、一般内科診療、24時間・365日対応の〈在宅療養支援診療所〉としての往診・訪問診療、健診業務を主に行っています。
  • ・急性・慢性のcommon diseasesや、各種の癌、肺炎や心筋梗塞、脳卒中の救急患者などを幅広く経験することが可能です。また、健康診断業務を行っており、健診後の指導や必要な内科的加療を経験します。複雑な検査や癌の精査、重症救急で入院加療が必要なときなどは、東葛病院や国立がんセンター東病院、松戸市立総合医療センタ-、新松戸中央病院などに紹介します。
  • ・他方、これらの病院から紹介された癌末期患者の緩和ケアや看取り往診、グループホームへの訪問診療などにも積極的に取り組んでいます。最近1年間でも、訪問看護ステーションなどと連携しつつ、10人を在宅で看取りました。また、同じビルの中に、新松戸歯科、新松戸メンタルクリニック、たんぽぽ訪問看護ステーションがあり、密接な連携協力を進めて、〈かかりつけ医〉としての機能を発揮しています。
  • ・地元の幸谷町会、新松戸東町会や松戸地域のNPOと協力して、新聞・テレビでも反響をよんだ、孤独死予防の「安心電話」システムを運営しています。松戸市や医師会の、夜間・休日診療、障害者介護給付審査会、学校医、防災会議、地域ケア会議などにも積極的に参加しています。こうして、地域の民主的包括的な医療・福祉・介護のネットワーク形成をめざしているのです。
  • ・隣に日本語学校があり、中国、ベトナム、バングラデシュなど、アジア諸国出身で日本語が不自由な、貧しい留学生患者さんや生活保護受給者、生活困難者も数多く受診します。当診療所は〈無料低額診療制度〉も導入しており、必要な患者さんに適用しています。疾病の社会的要因に注目し、格差がひどくなる社会で、最も困難な状況におかれた患者さんにも寄り添っていきたい、というのが当診療所の基本的な姿勢です。

おおくぼ戸山診療所
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
病床数・患者数 病床なし
患者数
・のべ外来患者数1,714名/月、のべ訪問診療件数128件/月
診療所の特徴
  • ・新宿区の新大久保駅から徒歩10分ほどの場所に立地する診療所の周辺は、「コリアンタウン」など歴史的に外国人が多く居住・営業を展開してきた地域であるとともに、明治通りを挟んだ向かい側には約3,200世帯の都営住宅が存在し、国際化の進展と同時に、経済格差と高齢化が顕著に進行している地域でもあります。
  • ・外来診療では、上記特徴を反映し、外国人の診療、マイノリティへの対応等、国際化を反映した診療のノウハウの獲得、更に低所得者への医療相談など、現代日本の医療問題の先端部分に触れ、患者の疾病だけを診るのではなく、その生活背景・人格の全体を通して健康問題に向き合う研修ができます。
  • ・訪問診療にも力を入れており、代々木病院と連携して24時間型の在宅診療を行っており、独居高齢者への対応など、日本の高齢者医療に求められるノウハウを研修することができます。また、代々木病院をはじめとした近隣の病院との連携を通して、かかりつけ医の役割である、患者の急変時の搬送先の確保・選択・情報提供等、病診連携の基本を研修することができます。

みさと協立病院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
  • ・その他の基本領域専門医
    精神科専門医3名
病床数・患者数 病床数60床
 ・障害者病棟60床
患者数
・病院全体:のべ外来患者数1,349名/月、入院患者数 89名/月
・精神科:のべ外来患者数 1,112名/月、入院患者数 0名/月
病院の特徴
  • ・精神科の許可病棟は40床ですが2018年から病棟休止中です。現在は精神科の地域展開をはかっています。精神科の往診を開始し、精神科の管理患者数は現在120名を超えています。精神科疾患の患者をすぐに入院させるのでなく、外来や往診を利用し、なるべく地域で診ることに軸足を置いています。また、外来受診者数は1日平均約46名であり、精神科デイケアには1日平均15名が参加しています。そして、グループホーム、地域活動支援センター、患者会、家族会などと連携し、誰もがその人らしく暮らせる地域づくりに貢献することを目指しています。
  • ・症例検討会を定期的に開催し、多職種で学び合い、専攻医を育てつつ全職員が成長していくことを目標としています。

道南勤医協 函館稜北病院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医5名
  • ・総合内科専門医 1名
  • ・リハビリテーション医学会専門医 1名
病床数・患者数 病床104床(一般病床56床、療養病床48床地域包括病床12床)
患者数
・のべ外来患者数1,231名/月、入院患者総数172件/月
診療所の特徴
  • ・北海道の南部に位置している函館市で一般病床と回復期リハビリテーション病棟を有し、更に在宅療養支援病院として24時間の訪問診療を行っている。訪問診療での年間看取り数は2010年度63件で、回復期リハビリテーション病棟の在宅復帰率は約88%で、高齢者の在宅復帰を支援することを中心とした病院としての地域のポジションを目指している。
  • ・自院の機能のみで完結するだけでなく、3次医療機関からの慢性期、終末期の受け入れを行うケースや、3次医療機関への搬送を必要とするケースを適したタイミングで搬送している。その中で、医療機関のみだけでなく地域の介護施設などとの連携に力を入れている。

道北勤医協 宗谷医院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医1名
病床数・患者数 内科一般病床 0床
患者数
・のべ外来患者数1,771名/月、のべ訪問診療件数102件/月
診療所の特徴
  • ・北海道に21か所ある2次医療圏の中で、最も医師数が少ない宗谷医療圏で、唯一の在宅療養支援診療所として活動している。
  • ・特別養護老人ホームの委託医やサービス付き高齢者住宅での看取りを実践している。
  • ・小中学校の学校医活動や地域での小児保健活動を実施している。 稚内市からの委託で「稚内市在宅医療・介護連携推進事業」を主宰するなど、地域の医療・介護・福祉・教育に関与しながら、5500名の友の会員とともに健康なまちづくり活動を進めている。

医療生協さいたま生活協同組合 秩父生協病院
指導医数
専門医数
  • ・総合診療専門研修特任指導医2名
  • ・総合内科専門医 1名
病床数・患者数 病床数75床
患者数
・のべ外来患者数1,475名/月、入院患者総数294件/月
診療所の特徴
  • ・秩父地域における地域リハビリテーションのニーズから回復期リハビリ病棟への転換をした病棟35床を有する病院です。その人らしく生き生きと生活が送れるように、医療・保健・福祉および生活に関わる人々や機関・組織が連携・協同して、安心して医療・福祉を利用できる地域づくりを目指しています。
  • ・地域の高齢化を反映して認知症や独居老人も多く、総合的な対応力を必要とする高齢者医療に真正面から取り組めます。

※上記の患者数・医師数などは第6版の数字を使用。

医者 医者