東葛病院内科専門研修プログラム
8.専門研修プログラムの改善方法
1)専攻医による指導医および研修プログラムに対する評価【整備基準49】
J-OSLERを用いて無記名式逆評価を行います。逆評価は年に複数回行います。また、年に複数の研修施設に在籍して研修を行う場合には、研修施設ごとに逆評価を行います。その集計結果は担当指導医、各施設の内科研修委員会、および東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会が閲覧します。また集計結果に基づき、東葛病院内科専門研修プログラムや指導医、あるいは各研修施設の研修環境の改善に役立てます。
2)専攻医等からの評価(フィードバック)をシステム改善につなげるプロセス【整備基準50】
各研修施設の内科専門研修委員会、東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会はJ-OSLERを用いて、専攻医からの逆評価、専攻医の研修状況を把握します。把握した事項については、東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会が以下に分類して対応を検討します。
- ①即時改善を要する事項
- ②年度内に改善を要する事項
- ③数年をかけて改善を要する事項
- ④内科領域全体で改善を要する事項
- ⑤特に改善を要しない事項
なお、研修施設群内で何らかの問題が発生し、施設群内で解決が困難である場合は、日本専門医機構内科領域研修委員会を相談先とします。
- ・担当指導医、各施設の内科研修委員会、東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会はJ-OSLERを用いて専攻医の研修状況を定期的にモニタし、研修が円滑に進められているか否かを判断して東葛病院内科専門研修プログラムを評価します。
- ・担当指導医、各施設の内科研修委員会、東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会はJ-OSLERを用いて担当指導医が専攻医の研修にどの程度関与しているかをモニタし、自律的な改善に役立てます。状況によって、日本専門医機構内科領域研修委員会の支援、指導を受け入れ、改善に役立てます。
3)研修に対する監査(サイトビジット等)・調査への対応【整備基準51】
東葛病院の内科専門研修委員会と東葛病院内科専門研修プログラム管理委員会は、東葛病院内科専門研修プログラムに対する日本専門医機構内科領域研修委員会からのサイトビジットを受け入れ対応します。その評価をもとに、必要に応じて東葛病院内科専門研修プログラムの改善を行います。
東葛病院内科専門研修プログラム更新の際には、サイトビジットによる評価の結果と改善の方策について日本専門医機構内科領域研修委員会に報告します。