東葛病院臨床検査専門研修プログラム
9.専門研修の評価について
1)評価方法
(1) 専攻医の自己評価
専攻医は行った研修について、基本科目が終わる毎に、評価表(別添)を用い自己評価して指導医に提出してください。専攻医の自己評価はA:確実に出来る、B:出来る、C:なんとか出来る、D:あまり出来ない、E:全く出来ないとします。
(2) 指導医による評価
指導医は、専攻医の自己評価報告を受け、指導医も同じ評価表上で専攻医の達成度を評価します。評価はA:良い,B:できる,C:努力が必要の3段階評価です。評価がCであった場合には補修的研修を受ける必要があります。そして再評価し、B以上になることが必要です。指導医は、態度も、3段階評価(A:良好、B:普通、C:問題あり)で評価します。Cの場合はその内容を記載します。態度評価にあたっては(4)に述べるような多職種評価が参考にされます。評価表はEメールで専攻医に送信し、専攻医はコメントがある場合は記載して指導医に返信します。
(3) プログラム管理委員会への専攻医研修実績記録(別添)と評価表の提出
専攻医は研修した内容の記録と、教育法への評価があればそれを評価表に記載し、年1回(11月を予定)にプログラム管理委員会に提出します。
(4) 指導医による研修内容の評価
指導医は、プログラムにそった研修内容の確認のみでなく、臨床検査技師、看護師、その他の医療職種との関連についても評価します。研修に関わった臨床検査技師、看護師、その他の医療関係職種による専攻医の研修態度などについて意見を求め、態度の評価の参考にします。
(5) 専門研修の最終評価と研修終了証
3年間の研修プログラム修了時に、プログラム統括責任者はプログラム管理委員会を開催し、書類の点検と専攻医の面接試験とを行います。提出書類は、① 専攻医の提出による専研修実績記録、②「経験目標」で定める項目についての記録、③「臨床現場を離れた学習」で定める講習会出席記録、④指導医の提出による評価表(医師としての適性評価を含む)、です。面接試験は、書類の点検で問題のあった事項については(例:評価Cであったものを克服したか、医師としての適性についてのコメントなど)確認します。専門医として適格と評価されると、研修終了証の発行を受けます。専攻医は研修終了証をえてから専門医試験の申請を行います。