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目 次

東葛病院総合診療専門研修プログラム

7.施設群による研修プログラムおよび地域医療についての考え方

本研修PGでは、首都圏にありながら医療資源に乏しい地域である千葉県流山市において中心的な急性期病院である東葛病院を基幹施設とし、回復期・慢性期の医療を中心に展開している2つの中小病院と、より地域に深く根ざし地域包括ケアの最前線の取り組みを行っている5つの診療所および、へき地医療を実践できる2つの中規模病院、日本最北端稚内市にある無床診療所を連携施設にして施設群を構成しています。

専攻医はこれらの施設群をローテートすることにより、多様な地域と診療の場を経験しながら、それぞれ施設の特徴を生かした症例や技能を広く学び、多彩で偏りのない充実した研修を行うことが可能となります。ローテート研修にあたっては下記の構成となります。

  • ①総合診療専門研修は中小病院・診療所における総合診療専門研修Ⅰと、病院総合診療部門における総合診療専門研修Ⅱで構成されます。本研修PGでは東葛病院において総合診療専門研修Ⅱを18ヶ月(選択研修6カ月を含む)、回復期・慢性期を中心とした代々木病院、より地域に深く根ざし地域包括ケアの最前線の取り組みを行う東葛病院付属診療所・野田南部診療所・新松戸診療所・おおくぼ戸山診療所のいずれかで総合診療専門研修Ⅰを6カ月、合計で24ヶ月の研修を行います。なお、専攻医の希望があれば北海道函館市の道南勤医協函館稜北病院、道北勤医協宗谷医院、埼玉県秩父市の医療生協さいたま生活協同組合秩父生協病院など、へき地医療を実践できる地域での総合診療専門研修Ⅰの選択も可能です。
  • ②専攻医の将来像や必要性によっては、①をベースとしながらも総合診療専門研修Ⅱを6カ月とし、総合診療専門研修Ⅰを12ヶ月に延長することも可能です。
  • ③必須領域別研修として東葛病院にて内科6カ月、救急科3ヶ月、愛友会記念病院にて小児科3ヵ月の研修を行います。
  • ④その他、総合診療専門研修Ⅱの一部としての領域別選択研修として、東葛病院にて外科・整形外科・リハビリテーション科・緩和ケア科・泌尿器科・産婦人科・麻酔科等、みさと協立病院にて精神科の研修を行うことが可能です。合計6ヶ月の範囲で専攻医の意向を踏まえて決定します。特に、初期研修において外科研修を行っていない専攻医に関しては選択にて外科を研修するようにします。
  • ⑤3年間を通じて週1回は外来診療・在宅診療を継続します。施設群における研修の順序、期間等については、専攻医を中心に考え、個々の専攻医の希望と研修進捗状況、各病院の状況、地域の医療体制を勘案して、総合診療専門研修プログラム管理委員会が決定します。
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