東葛病院腎センターは、保存期慢性腎不全(透析未導入の腎不全)、血液透析、腹膜透析を総合的に管理する腎臓病センターです。
保存期慢性腎不全外来は、腎臓病が進んで透析医療が必要な腎不全状態に近づいている患者様たちのための外来で、できるだけ腎不全に進展しないように、医師、看護師、薬剤師、栄養士が連携して外来治療にあたります。
腹膜透析外来は、週1回(水曜日午後)、医師、看護師、薬剤師、栄養士などの連携のもと、行なっています。腹膜炎など緊急時の対応は、ERで24時間可能です。
血液透析外来は、60床の血液透析ベッドを有し、最大で、午前クール60名、午後クール60名、1日120名の血液透析を実施可能です。
入院透析室には、12台の個人透析装置を配置し、維持透析療法の導入期から周術期、合併症対応などの入院下の透析療法を実施しています。
またHCU(ハイケアユニット)では、多目的血液浄化装置(旭メディカル社製プラソートIQ21)を用いて様々な血液浄化療法を実施する事が可能であり、緊急透析や急性血液浄化療法にも24時間体制で対応しています。
急性腎不全に対する腎代替療法
旭メディカル社製プラソートIQ21
急性腎不全に対する腎代替療法(Continues Renal Replacement Therapy : CRRT)へも積極的に取り組んでおり、敗血症性ショック例に対するエンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)や高脂血症に対するLDLアフェレーシス、潰瘍性大腸炎に対する顆粒球除去療法(G-CAP)なども実施可能です。(※ご依頼の場合は、紹介外来もしくは地域連携室を通じてとなります。)