検体検査室
検査室の理念
地域の求める東葛病院の医療に関わる検査として、緊急に発生する検査を引き受け、高い専門性を持って実施できる協力体制を作る。
検査室では、採血、検体検査(血液、尿など)、生体検査(心電図、超音波、脳波など)を行い、病気の診断や治療に必要な生体情報を得たり、評価するための検査を行っています。スタッフは関連学会が認定する資格取得や、学会・研修会等への参加など知識、技術向上に努めています。
休日夜間の緊急検査に対応するため、24時間体制(当直制)を整えています。
採血
外来採血を行っています。
採血された検体は、直ちに隣接する検査室で検査され、測定が終了するとオンラインシステムで電子カルテへ結果が送信されます。検査技師が採血する事で、検査目的に合った検体採取が可能になります。
採血室
生化学検査
血清中の成分を、自動分析装置を用いて化学的に分析します。肝機能、腎機能、脂質、糖代謝などの検査を行っています。検体検査の中でも緊急性の高い項目(30項目以上)を当院では測定しています。
生化学装置
血液ガス分析装置
血液検査
自動血球計数装置を用いて白血球や赤血球の数を調べます。異常があれば顕微鏡を使って血球の形態を観察し判定しています。
また、自動凝固測定装置を用いて、出血や血栓に関する検査も行っています。血液をサラサラにする薬の効き具合もこの検査で判断します。
白血病など血液の病気を調べる場合は骨髄検査を行います。
自動血球計数装置
血液像顕微鏡検査
凝固検査
輸血検査
輸血副反応ができるだけ起きないようにする為、血液型検査・不規則抗体スクリーニングや輸血血液との適合試験(交差適合試験)を実施しています。
また、自己血の採血介助、管理、供給にも携わっています。
輸血検査
尿検査
尿中の蛋白や糖などの成分を調べる尿定性検査や尿中の細胞を調べる尿沈渣検査を行っています。
全自動尿分析装置
尿沈渣顕微鏡検査
迅速検査
簡易キットを用いて、インフルエンザなど感染症の迅速検査を行っています。
一般検査
穿刺液(胸水、腹水、髄液)検査や精液検査などを行っています。
細菌検査
抗酸菌(結核菌など)、一般細菌の顕微鏡検査を行っています。