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診療のご案内 ME室(臨床工学技士)

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整備された医療機器で安全を

 臨床工学技士とは、「厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、 医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者」 (臨床工学技士法第2条)とされています。
当院ME室では20名の臨床工学技士を擁し、人工呼吸器や輸液ポンプ、心電図モニタや除細動器などのME機器、透析装置や水処理装置及び周辺機器並びに多目的血液浄化装置などの維持透析・血液浄化関連装置、ペースメーカやIABP、PCPSなどの循環器関連装置など40機種356台の医療機器の集中・中央管理を行っています。またその職能を活かし維持透析業務、ME機器管理業務、心カテ・循環器関連業務、集中治療業務などの臨床業務を行っています。毎月1度「MEニュース」を発行し、医療機器安全啓蒙活動を行っています。夜間・休日においてもこれら業務は24時間オンコール体制で行っております。
当院ME室は「機器のみを診るのではなく治療の全体像を見据えた医療機器の安全管理」を目指しており、日々医療機器の安全で適正な使用を目指しております。

維持透析分野での業務

当院では院内透析室12床、併設付属診療所外来透析センター60床、集中治療対応機1床の計73台の透析装置を有し、200名の維持透析療法が施行可能な設備を整えており、透析導入期から外来通院、合併症管理や周術期管理、リハビリテーションまで多岐に渡って透析医療を提供する事が可能です。また維持透析療法のみならず、急性血液浄化療法にも力を入れており、通常の血液透析はもとい、各種血漿交換療法、血液吸着療法、持続緩徐的血液ろ過法など全ての血液浄化療法がいつでも施行可能です。

※外来透析のご依頼は外来透析センターのページをご参照下さい。

ME機器管理業務(ME室)

ME室では輸液ポンプ、シリンジポンプ、低圧持続吸引器、人工呼吸器(加温加湿器含む)、持続陽圧式呼吸補助器、心電図モニタ、心電計、除細動器、体外式ペースメーカ、透析関連機器(水処理装置、原液溶解装置、透析液供給装置、透析監視装置73台など)、IABP駆動器、PCPS、多目的血液浄化装置などの保守点検、安全管理を主目的とし、ME室管理40機種356台の安全管理に努めています。また2006年より「医療機器安全管理責任者」の任命を受け、院内における全ての医療機器に対して安全対策を講じるようになりました。
ME機器使用後はいったん「ME室」にME機器を引き上げ、機器の点検を行ってから貸出を行っています。また毎日朝晩2度の病棟巡視を実施し、使用中の機器に対しても点検を実施しております。また「MEニュース」を月に1度発行し、医療機器の操作方法や安全対策などの啓蒙活動を行っています。

心カテ・循環器関連業務

血管造影検査(心・腎・下肢・透析用ブラッドアクセスなど)、観血的血圧測定、心内心電図測定などの狭心症や不整脈の検査を始めとする循環動態検査に加え、不整脈に対する治療として植込み式ペースメーカ治療や、狭心症に対して冠動脈形成術などを実施しております。臨床工学技士は診療のサポートに加えペースメーカの操作やIABPやPCPSなどの補助循環装置の運転操作などを行っています。

集中治療領域での業務

各種モニタリング機器や人工呼吸器、輸液ポンプなど医療機器の安全管理に加え、急性腎不全、多臓器不全、術後敗血症、劇症肝炎、重症膵炎、急性薬物中毒などに対し各種血液浄化法を実施しています。専用装置を有しすべての血液浄化療法に対応しています(施行出来る血液浄化療法:血液透析(濾過)療法、持続緩徐的血液濾過法、エンドトキシン吸着療法、活性炭吸着療法、単純血漿交換療法、二重濾過血漿交換療法、免疫吸着療法、ビリルビン吸着療法など)。また重度心不全例に対し循環補助法としてIABPやPCPSによる循環サポートや一時ペーシングなどを実施しております。