東葛病院付属診療所外来透析センターは2006年に開設した外来透析専門の透析施設です。現在透析床数は60床で170名の透析患者さまが通院されております。当透析センターは東葛病院の門前に建ち、CTやMRI、内視鏡などの定期検査をはじめ、合併症管理や周術期、緊急透析など東葛病院(入院透析室12床)と密に連携して治療を行っています。
治療室
治療スケジュール
治療スケジュールは月水金・火木土、午前・午後の部の4クールで実施しており、患者さまのご都合に合わせたスケジュールを提供する事が可能です。治療スケジュールは以下の通りとなります。また開始時間は完全予約制としておりますので、待ち時間はございません。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前の部 9:00~14:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
午後の部 15:00~21:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
- ※午前の部は、8:45からの入室となります。
- ※午後の部は14:45〜17:30までの入室とさせて頂きます。
透析装置
外来透析センターでは最新鋭の透析装置を有し、透析液清浄化に取り組んでいます。2010年からは「透析液清浄化加算」も取得し、毎月のエンドトキシン・生菌測定を実施して適切で安全な透析液を供給しております。エンドトキシン捕捉フィルター(ETRF)は水処理装置後、透析液供給装置後、透析液監視装置の3段階に設置し、クリーン配管(PVDF)によって供給されており、清浄化された透析液が常時供給できる設備となっています。
最新鋭の透析装置:日機装社製DCG-03
機械室内の風景
水処理装置後に設置されたETRF
外来透析センター設備一覧
水処理装置 | ダイセンメンブレンシステムズ | SHR-83P |
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透析液作成装置 | 14人日機装 | DAD-50 |
透析液供給装置 | 日機装 | DAB-50E |
透析液クリーンシステム | ダイセンメンブレンシステムズ | ET-5F |
供給配管 | PVDF管 | |
個人用透析装置 | 日機装 | DBB-27(4台) |
日機装 | DBG-03(6台) ※HDF対応 | |
監視装置 | 日機装 | DCS-27(33台) |
日機装 | DCS-73(15台) | |
日機装 | DCS-03(3台) ※HDF対応 |
より良い治療環境づくりに向けて
安全対策にも積極的に取り組み、すべての機器をLANネットワークで接続し、サーバーで一括管理することにより、リアルタイムな情報を把握する日機装社製透析中央監視システムFutureNetⅡを開設当初より導入し、特にヒューマンエラーの防止に努めています。
その他にも個別カギ付きロッカーの提供や明るい待合室、透析食(1食500円)のご提供や専門職種による回診など患者さまがより良い治療が受けられる環境を整えております。送迎サービスは病院巡回バスに加えて、午後透析は専用送迎バスをご用意しております。
待合室
治療食としての透析食
血管エコー診断装置
地域医療連携にも積極的に取り組み、合併症管理も含めて近隣の透析施設さまとの連携を重視し、特にバスキュラーアクセス(シャント)合併症発生時には血管エコー等々での初期診療に加え、血管拡張術などが必要な場合はすみやかに近隣施設さまへご紹介させていただいています。
当センターで透析治療をご相談の方は地域医療連携室までご連絡下さいませ。