• 差額ベッド
  • 無料低額診療
  • 新病院OPEN
  • 小児科
  • 地域医療
  • 綱領
診療のご案内 アレルギー科
  • 診療内容
  • 医師紹介

 気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、関節リウマチなどの免疫アレルギー疾患は、患者さんの数が年々増加する傾向にあり、しかも、長期間にわたり生活の質(quality of life, QOL)に支障をきたします。
平成8年に医療法の定める標榜科として「アレルギー科」が新設されましたが、この分野での医療の供給体制は決して十分ではなく、多くの場合に、アレルギーの病気を専門としない医師がアレルギーの患者さんに対応せざるを得ないのが実情です。
多くのアレルギー疾患の患者さんが、一般内科、一般小児科の中に紛れ込んでいます。このような患者さんをアレルギー専門医の目でとらえ直し、専門的診断、治療を行っていくことが、患者さんのQOLを高めることにつながると考えます。
千葉県下でも、アレルギー専門医が診療を行っている医療機関は少なく、東葛北部医療圏では愛友会記念病院、小張総合病院、東葛病院などだけです。 
当院では、アレルギー全般の診療を行っておりますが、特に小児の食物アレルギーの診断、アトピー性皮膚炎の診療に力を入れています。  

 当院のアレルギー外来は、アレルギー科のアレルギー外来と小児科のアレルギー外来の2本だてになっています。いずれも予約制です。

主な疾患
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの診断例

食物依存性運動誘発アナフィラキシーというのは、特定の食物を食べた後運動を行うとアナフィラキシー症状がおきるものです。
典型的な場合、蕁麻疹の出現に続き、喘鳴、喉頭浮腫、呼吸困難などの呼吸器症状や悪心、嘔吐などの消化器の症状、さらに意識消失を伴う虚脱にまで陥ることがあります。原因として、体の中で、肥満細胞というアレルギー関連の白血球からヒスタミンという物質が体内に放出されることがきっかけになるものと考えられています。

症例は17歳の男子です。学校で昼の給食を食べた後30〜60分位たってからサッカーをしていたところ、嘔吐、全身の蕁麻疹の症状が出始めました。
給食の献立を調べたところ、ブリの照り焼きが含まれていました。これが症状のでた原因と推測しました。
およそ5か月後(春休みになってから)、東葛病院で、検査を行いました。ブリの照り焼きを持参していただき、これを食べた後、エルゴメーターで運動負荷を加えました。摂取後2時間と少し経った頃、全身に蕁麻疹の症状が出始めました。症状は抗ヒスタミン薬を内服することによって、30分位でおさまり、そのまま帰宅することが出来ました。
この時に行った血液検査で、ヒスタミンの濃度の推移を調べたものが図に示されています。時間の経過とともにヒスタミン値が高濃度になっていくのがわかります。この高濃度のヒスタミンがアレルギー症状をひきおこしたものと考えられます。

アレルギーの病気は、この例にあげたもの以外にも、さまざまのものがあります。それらは、専門的な目で見ていかないと見過ごしてしまうものもあります。また、検査、診断は、専門的な知識と技術を必要とします。
アレルギーかなと考えたら、専門医に相談されるのが大事なことです。